今年の目標はSNSで月30万です。セトセイラです。
突然だけれど、最近『手ぬぐい』をよく見かけるようになった。なんか結構あちこちの雑貨屋さんとかで置くようになったよね。
ちなみに、私の姉も手ぬぐいマニアで大量に集めている。
ところで、なんでそもそも手ぬぐいなのか気になりません?
タオルでいいじゃん!ハンカチでいいじゃん!!手ぬぐい高いやん!!
って思いません?
というわけで本日は手ぬぐいの魅力に迫りたいと思います。
手ぬぐいの歴史

▲手ぬぐいが気に入っちゃったうちの猫
『手ぬぐい』と聞けばなんとなく日本に遥か昔からあるイメージがある。
手ぬぐいの歴史はとても古くその中で庶民の生活に浸透し始めたのは鎌倉時代らしい。
手ぬぐいのポジションは当時から粋なおしゃれアイテムとしても使われていたのだとか。
遥か彼方の歴史から続く日本のおしゃれだと考えると手ぬぐいがぐっと愛おしく思う。
江戸時代に入り綿花が栽培され始め、現代の手ぬぐいとほぼ同じ手ぬぐいが出回ったんだって。へぇー!!
三重県の伝統工芸品伊勢型紙の手ぬぐい
ある日、Twitterをサーフィンしていると仲良しの木村淳史君がこんなツイートをしていた。
【イノシシ手ぬぐい10分で完成チャレンジ!】
【RTで1名にプレゼントします!】
新年挨拶用の手ぬぐい型を今から型紙制作してます!
欲しい人はリプ、DMくださいな〜1枚1200円(税込送料込)です!
弟子入りも参戦中! https://t.co/oEZ9SPrfw5— ハイブリッド職人🌈きむにー (@atsushi800) 2018年11月25日
木村淳史君は三重県で伝統工芸をやっていて伊勢型紙を使って浴衣や手ぬぐいを作るすごい人です。
私は普段彼の事を『職人!』と呼んでいるのでここからは職人と呼ばせてもらう。
そんな職人が作る今年の干支であるイノシシの手ぬぐいのプレゼント企画。
私もしれっと応募したら・・・
イノシシ手ぬぐいのプレゼント企画…
まさかのセトセイラでした〜w
まさか友人に行くとはww@sennnennzakura pic.twitter.com/RRWAXvgK6d— ハイブリッド職人🌈きむにー (@atsushi800) 2018年12月31日
当選しちゃいました!!
いやぁ。本当に新年早々とても嬉しい出来事だった。ありがとう。
そんな訳で、せかっくなので私が今回頂いた手ぬぐいについて軽くご紹介しよう。
伊勢型紙って何?

▲職人がやってるゲストハウスのHPに載ってた写真
今回私が頂いた手ぬぐいは職人がやっている伊勢型紙という伝統工芸品から作られている。
・・・というかそもそも伊勢型紙って何?
今回せっかく職人から頂いた手ぬぐいなので愛着たっぷりすぎて、伊勢型紙についても調べたので簡単に説明しよう。
伊勢型紙とは、着物や小物手ぬぐいなどに一定の柄や模様に染色する為に使われている型紙の事。
主な生産場所は三重県鈴鹿市。
日本に流通している伊勢型紙の90%がこの地区でまかなわれてるらしいよ。

なんとその歴史は千年以上もあり、立派な伝統工芸品らしいよ
私の友人ハイブリット職人を紹介するね!

▲つい真似っこしたくなる職人の笑顔
一番最初にご紹介した私の友人の職人は、そんな伊勢型紙の修行をして職人の道を歩む人。

今修行、3年と5ヶ月目なんだって!!
ちなみに職人は仲間を作るべく三重県で修行型ゲストハウスというのも運営している。

▲私はまだ行った事ないけど三重遊び行ったら100%行く
こちらでは誰でも伊勢型紙の体験ができる素敵なプランがあるので、是非三重県を訪れた際に体感したい日本の美だね。
ところでそんな職人の作品がパリに進出する事になったらしい!!!

すごおおおお
伊勢型紙の修業をはじめて3年5ヶ月。
海外で挑戦してみたい…という想いがありました。パリで行われる見本市、メゾンエオブジェ。
そこでうちの反物が展示されます。
これを第一歩に海外で挑戦したい!僕の想いをここに詰め込みました。
この記事をどうか読んでください。https://t.co/zWbPtLz1Wn— ハイブリッド職人🌈きむにー (@atsushi800) 2019年1月1日
手ぬぐい万能説!!タオルよりもハンカチよりもいい理由

▲職人とゆかいな仲間たちがパリ目指して作った手ぬぐい
じゃーーーん!!!めちゃくちゃ可愛い猪柄の手ぬぐい当選させちゃいました!!!

職人ありがとうー!!!
という訳で、せっかくなのでここからは皆も手ぬぐいが好きにならずにはいられない話をするよ!
*手ぬぐいは吸水性がめちゃくちゃいい!

▲温泉はいりたいなぁ。あ~~
そもそも手ぬぐいとハンカチとでは何が違うの?という話だけれど、実は根本の製法が違う。
ざっくりと説明すると、ハンカチの生地は西洋の手法で作られていて、手ぬぐいは日本の手法で作られている。
西洋の手法を洋晒(ようざらし)、日本の製法を和晒(わざらし)と言う。
洋晒は約40~80分という短時間で力や熱を加えて生地を仕上げていく製法で、反対に、和晒は約40時間~72時間という長時間かけてゆっくり仕上げていく。
こうして仕上がった生地は、洋晒は硬くて空気をあまり含まない生地に、和晒は柔らかくて空気を沢山含んだ生地に仕上がるのだそうだ。
故に、和晒しで作られた手ぬぐいはとにかく吸水性がすごい。

だからお風呂とかでも使われるんだね
*手ぬぐいは、乾きやすい、故に、衛生的!!

▲職人のところのHPから借りた写真だよ
ところで、こんな疑問思った事ない?
『なんで手ぬぐいって端っこ処理されてないの?めっちゃ糸出てくるんだけど。』
糸でてる感じが味と言えばそんな気もするけど、日常で使うのにちょっと気になるなんて人もいるのではないだろうか。
実は、手ぬぐいの端が処理されていないのには理由がある。
それは、端っこ処理がされているとその分布が重なってなかなか乾き辛くなり雑菌の繁殖につながるのだ。
元々、先程説明した通り和晒という製法の布を使っているため通気性抜群で乾きやすい素材。
故に手ぬぐいは乾くのが早く、とても衛生的に使えるのだ。

糸が出て気になる場合は、はさみで切っていくと次第にほつれなくなるよ
*手ぬぐいは、裂ける!?

▲今までちょっとうっとおしいと思ってごめんね糸よ。
手ぬぐいの端っこが処理されていない理由は実はもう一つある。
それは、わざと裂けやすくする為。

え??何のために???
それは、怪我をしてしまった!!というような緊急事態の時に応急処置をしやすくするため。
日本の昔からある知恵と心遣いは、こういうところに隠れていた。

という事は、分かります?女子力抜群、すなわちこれはモテですよ?
*手ぬぐいは、かさばらない!!!

▲写真でもよく分かるコンパクト感
そして、手ぬぐいのメリットは何と言ってもかさばらない事!!!
布が薄いのに、吸水性抜群で乾きやすくて緊急事態にも向いているとは・・・

手ぬぐいは万能だね
まとめ

▲職人の妹さんがデザインしたいのしし可愛い。
「手ぬぐいって普通のハンカチよりも断然高いんだよなー」
なんて思っていたそこのあなた!!
正直、ちょっと手ぬぐい好きになったでしょ?
さらに言うと、今度から手ぬぐい使う時この豆知識を異性に披露すると場が盛り上がると思うよ。(※盛り上がらなくても一切の責任は追いません)
今回、私が手ぬぐいについて調べよう!と思ったのはそもそも職人を応援したい!!
という気持ちからだったんだけど、蓋を開けてみたら私が手ぬぐいをとても好きになった学びだった。
やっぱり、遥か昔から愛され続けている日用品には職人の想いとか優しさとかそういうものが沢山詰まってるんだなぁ。
プチ旅行とかでも手ぬぐいを忍ばせておくと、タオルがわりにもなるから温泉のタオル代が浮くね!
手ぬぐい万能説。
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