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自宅で食用に牛やヤギを解体してもいいのか?屠畜法について

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最近は読書にはまっています。セトセイラです。

今回は、普段の日本の旅情報はお休み。大真面目なネタ。議題は、ズバリ
 
 
屠殺(とさつ)
 
 
 
屠殺とは、主に家畜を殺すという意味。このブログを書くきっかけは、こちらの記事【沖縄】実録、恐怖ヤギ汁【グルメ】をご覧頂きたい。
 

 

・屠殺についての記事を書くにあたって

 
実は私は、大学生の頃から屠殺について興味がある。それは、私の幼馴染のみほから大学の授業で屠殺場を見学に行った話を聞かせてもらったのがきっかけ。
 
 
私達が普段口にしている『お肉』は本来、確かに生きていた。
 
 
そこを直結させるにはなかなか難しい社会になったと思う。もちろん、インターネット社会である現代では調べれば写真どころか動画付きで生き物が肉になっていく様を見る事ができる。それが例え、電車の中でもトイレでもどこでも情報は手に入る。
 
 
しかしながら、これだけ情報社会と呼ばれていながら当人がそれを望まなければ案外情報は入ってこない。アンテナがないものにはそもそも受信ができない。普段何もしなくても入ってくる情報なんてものは、発信者がセレクトした都合のいいものを流しているに過ぎない。
 
だから案外、インターネットなんてなかった遥か昔の方が勝手に集まってくる情報の幅が広かったのかもしれない。
 
その一つが、暮らしの中で毎日目にする食。私達が自ら興味を持たなければ、もしかしたら、自分を中心に世界が回っているように感じてしまうかもしれない。人によっては知らない方がいい情報があると言うだろう。
 
人間はどうしてこんな残酷な事を、などと言う綺麗事を口にする人をよく見かける。でも私は、そんなに都合のいい生を進もうとは、どうしても思いたくないのだ。
 

・そもそも個人でさばいていいものには制限はあるの?

 
人間が生きていく為には食事は必要不可欠。でも、疑問に思った事はないだろうか。
 
 

 

Q.あなたは、魚や海老を捌きますか?

 
この質問は、各々の思想の違いはあるかもしれないが、あくまでも食事を前提とした場合はごく普通の質問だ。
 
 
Q、あなたは、豚や牛を締めますか?
 
 
 
 対象物が四つ足になった瞬間動揺が隠せないのが本音。でも、いや、待てよ、、?そもそも法律的に可能なのか、、、?いやでも、魚も四つ足も同じ生き物だし…。
 
山から降りてきた猪を捌いて食べたとかいう話をテレビで見た事あるからいいのか…?だがしかし、肉用牛の畜産で有名な『黒島』を訪れた際、ここには屠殺場がないから牛はいるけれども牛肉を食べられる所はないと聞いたぞ…?
 
 
???
 
 
というわけで、調べてみました。
 

 

・屠畜法(とちくほう)

 
 
これらの内容については、
 
 
屠畜法(とちくほう)という法律が適用される。引用しても法律書は堅苦しい日本語で読み辛いので、私が要点だけをまとめてわかりやすく解説しよう!(※ちなみに、屠畜(とちく)と屠殺(とさつ)という言葉は同じ意味。【屠】という字に殺すという意味が入っているのでどちらも家畜を殺すという意味。ダイレクトに【殺】という字を使わないようにわりと最近できた言葉らしい)
 
 
 
屠畜法によると、個人で解体する事が禁止されている動物は以下の通り。
 
 
 
牛、馬、豚、綿羊、山羊
 
 
 
これら以外の生き物に関しては、自宅で食用として締めても罪には問われない。
 
 
食用目的(個人的な)なら猪や鹿、熊、なども自分で解体して良い(ただし、勝手に野生動物を捕獲したりするとそれはまた違う法律に引っかかったりする場合があるから気を付けてね)。上の5種類の生き物は屠殺場で解体しなければなりません。例え、自分の飼っている牛だったとしても禁止です。
 
 
ただし、(注1)ニワトリやアヒルに関してはまた別の法律『食鳥処理の事業の規制及び食鳥検査に関する法律』が適用されているので要注意。
 

・屠畜法が定められている理由

 
 
普段、私達が口にしているお肉は、屠殺場で専門家が一頭ずつ検査していて、病気などの理由で食べるのに相応しくないお肉は除外されている。しかし、個人で解体をしてしまうと、どうしても衛生面が管理しきれない可能性が高い。衛生と国民の健康を守る為に定められているのだ。
 
 
ちなみに、上記以外の動物を個人が解体してもいい理由は、狩猟対象となる動物は屠殺場での解体が難しいらしい。血抜きなど、時間がたってしまうと駄目なのでね。(ただし、販売する場合は食品衛生法にお気を付けください)
 

・個人で認められる屠殺

 
じゃぁ、田舎で自給自足で生きている人達は?
 
 
沖縄地方のやぎは・・・?
 
 
 
 
ここで適用されるのが屠畜法第13条。
 
 
第13条には、要約すると、
 
 
一般の人が主に自分や自分の家族が食べる目的として個人的に解体するなら都道府県知事に届け出を出せばOK。(ただし、対象動物は生後一年以上)
 
 
 
 
とある。
 
 
 
あ、届けを出せばいけるのか、、、!
 
 
 
 
ちなみに、余談だが、食用目的で屠殺場以外での解体が認められるパターンは他にも。
 
 
・不慮の災害により、対象動物が救う事が出来ない状態に陥った場合。
・対象動物が厚生労働省が定める疾病にかかり、やむを得ない場合。
 
 
 
というものある。
 
 
という事は、前回こちらの記事【沖縄】実録、恐怖ヤギ汁【グルメ】で書いた疑問。
 
 
 
沖縄の一般家庭で飼われているやぎは、一般家庭で解体されているのかという疑問。
 
 
 
これについて調べてみたら、こんなニュースがヒット。
 
 
2006年の12月の沖縄タイムス(沖縄のニュースと電子新聞を取り扱う会社)にて、県が合法的に屠殺できるという事を長年隠し続けていたという。
 
 
過去何度か県に相談を持ち込むものはあったが、その度に屠殺場以外での解体は禁止、とだけ伝え屠殺場をすすめていた。県によると個人で屠殺する場合、間違った方法で屠殺すると食中毒がおき兼ねない。当人だけで食べるとも限らない為、隠していたとの事。
 
 
本当は合法的に一般家庭での屠殺が可能なのに、密殺(秘密裡に殺しを行う事)が続けられ、沖縄の伝統存続の危機となった。ニュースによれば、沖縄では伝統的な家畜を苦しめない屠殺術も伝えられているらしい。
 
 
 
 
法律というのは、すべての内容を学校機関が教えてくれるわけではない。その為、このような事件も起こってしまう。
 
 
 
 
沖縄の伝統を、是非これからも守り続けて欲しいと思う。その為には、屠畜法がもっと広まっていけばいいと思う。
 
 
※注1 牛、馬、豚、綿羊、羊は販売目的の有無に関わらず、屠殺する場合は届け出が必要だった。それに対して、『食鳥処理の事業の規制及び食鳥検査に関する法律』は、にわとりやアヒルなどは個人や身内で食用に屠殺するのはOK。ただし、販売目的を前提で屠殺する際は必ず届け出が必要になる。
 
 
 
参考文献
・沖縄タイムス2006年12月2日(土) 朝刊27面



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