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屋久島にバックパッカー旅をしていた、女優・タレント・ブロガーのセトセイラです。
いや、もうね。屋久島、最高だよ。私は普段日本の離島をバックパッカーするのを生き甲斐にしてるのだけれども、海が好きすぎて山イメージの強い屋久島は実は後回しにしがちだった島。
そんな屋久島に、男性諸君がついつい前のめりになる、日本では珍しい『混浴温泉』がある。
というわけで、行ってきたのでレポートしよう。
・平内海中温泉
平内海中温泉は、海に湧き出ている珍しい温泉だ。温泉、と言ってもけしてどこかの施設が運営しているものではない。
海に面した岩場の窪みに、湧き出た温泉が溜まって温泉となる。その為、干潮時の前後2時間しか入る事ができない。
干潮時間は1日に2度訪れる。昼間に入れば絶景の海の中最高のロケーションで。夜に入れば満点の星空の下で。いずれにしろ、最高だ。
しかし、この温泉。なんと珍しい完全混浴の温泉。さらには、水着の着用、着衣で入るのは禁止。
・・・いやいや。待て待て。
そんなんで引き下がるなんて、もったいない!!
え、だって、完全な天然温泉。最強なロケーション。開けた自然の中で入る温泉だよ…?
入るしかないだしょ。
・平内海中温泉に行くには車が必須
(作 セトセイラ)
平内海中温泉の場所は地図上の下の方にある。私の泊まっていた宿は、地図上の宮之浦港の所(ちなみに、屋久島の繁華街は安房港と宮之浦付近)。
宮之浦港から、平内海中温泉までは車で70分。歩くのは…不可能だ。
しかし、レンタカーを借りるにも一人旅だとコスパが悪すぎる。その為、私は宿で車をシェアしてくれる人を探す事に。
「明日、平内海中温泉に行くのにバイク借りたいんですけどこの辺で借りられる所ありますか?」
1人の男性が、ちょうど宿のお母さんに聞いていた。よし、きた。こいつは、いける。
「あ、良かったら一緒にレンタカー借りませんか?」
・いざ、平内海中温泉へ!!
平内海中温泉には、特に決まった駐車場はない。そらそうだ。どこかの施設がやっているものではない、マジな自然界にできてる温泉だもの。
とりあえず、案内板の前に車を置いて道を抜けると・・・
あったぁぁぁ!!!!夢にまで見た、海中温泉!!!
ちなみに当たり前だが、温泉入ってる人がいるので写真撮影は厳禁。下の写真はちょっと温泉外したところの写真。でも、雰囲気はこんな。ものすごい見晴らし。
こんなロケーション最高じゃないかぁぁーーー!!
・平内海中温泉ご利用マナー
案内板にはこんな表記が。ようは、ここには全部は書いていないがルールは以下の通り
・利用には清掃代として100円のカンパを。
・男女混浴
・水着着用は禁止
・タオルなどで気持ち隠して入ってね
・脱衣所はありません
もうね。一応言っておくけど、女性のハードルの高さがすごい。しかし、私のように
「せっかくここまで来たし・・・」
と意気込んで来る人も多いが大体この、見晴らしの良さを見て…
無理ダァァァーーー!!!
となって引き返す。脱衣所も何にもないから要はこの写真のところで全裸になるしかない。
・ついに、温泉を堪能
何人もの女性が目の前で脱落して帰って行く中、何なら私はむしろ一緒に車をシェアしている男性の方が気になる。
「・・・・・・・」
いや、違う。今、頭に浮かんだ事では断じてない。そういうヘケべな話じゃなくて。
。〇(逆に、男性側も気まずいのでは・・・?)
ちらっ、と見ると全く何も気にせず無言で青空の下全裸になるお兄さん。
。〇(・・・。ここでは女とか男とか気にした人は一切入れないわな。そらそうだ。)
人間の思考回路は不思議だ。とっさの場において、ありとあらゆる可能性で入る言い訳を考え出した。恐るべし。
そして、私も服を脱いだ。
・それはそれは、最高すぎる温泉。
「・・・え?平内海中温泉に・・・入ったの!?」
地元の人でも昼間に女性が入ったと聞けば驚く程のハードルだ。
私が入った時は観光客の利用者がほとんどだが、私以外は全員男性。
あと、小さな女の子がいたかな。ちなみに、写真撮影厳禁なのでここからは簡単なイラストで説明しよう。(タイミングによっては人がいないのかもしれないが)
流石の私もハンドタオルと手で気持ち程度に隠して入った。そう、こんな感じ。
(作 セトセイラ)
・・・いや、改めて考えるとやはり全裸と大して変わらない。でも、案外入ってしまえば、変な目で見る人も誰もいないので恥ずかしがってる方が恥ずかしい。そんな感じにはなった。
(作 セトセイラ)
なんなら、一緒に来たお兄さんとなぜか一緒に普通に何事もないかのように話しながら温泉を楽しむ・・・
冷静に考えるとカオスだな・・・
でも、波の音、と海を間近で見ながら開けた場所での開放感が半端ない。
もうね、疲れ吹っ飛ぶ。ただ、日中の海中温泉は快晴だと地面からの照り返しと太陽光線が少々キツイ。温泉も熱いので長時間入るのは夏場は辛いだろう。
しかし、硫黄の匂いが少しきつめの、最高の温泉だ。
・深夜の平内海中温泉
昼間の絶景の平内海中温泉が最高すぎて、満点の星空も行きたい欲が。え、だってこれがそのまんま夜になるんでしょ?最高すぎる。
ちょうど、その晩仲良くなった地元のお兄さんが車を出してくれたので行ってきた。(この時は、同じタイミングで宿を利用していた新婚さんと一緒に)
(※以下イラストでお楽しみください)
昼間同様、気持ち程度のタオルを持って行ったのだが、地元のお兄さんがバスタオルを貸してくれて・・・
(作 セトセイラ)
夜はこんなスタイルで。
「ってこれで入っていいんかーーい!!!!」
もちろん、下着とかは脱がなくてはいけないけども、これなら全国の女性の皆さんもかなりハードルが低くなるのではないだろうか。
昼間の炎天下の私の全裸なんだったんだ・・・
(作 セトセイラ)
そして、夜の最高さもすごい。潮の香りと、海の音。そして、心地よい風に何と言っても満点の星空に月明かりが海に映える・・・。心地の良い静寂が、何時間でもいられる。
(作 セトセイラ)
最高かよ・・・。
夜にしろ、昼にしろ程よく利用者がいる。島人のお兄さんによると、昼は観光客。夜は地元民の利用が多いそうだ。
平内海中温泉、ぜひ訪れてみては?
〒891-4406 鹿児島県熊毛郡屋久島町平内
干潮時間は、屋久島の観光案内フリーペーパーに記載されている(一年分)