一番好きなご飯は、和食です。セトセイラです。
さてさて、冬と言えば茶色いアレが食べたくなりますよね。アレアレ。そう。
チョコレート
私も大好きなチョコレート。以前、チョコレートが好きすぎてカカオ豆からチョコレートを作るというなんとも鬼畜な事をやった程だ(詳しくはこちら→カカオ豆からチョコレートを作ってみた)。
そんなチョコレートだが女性をエロい気持ちにさせる効果があるという話を『女が大好きな、チョコレートに隠されたえっちな効果とは?』にて前回させてもらった訳だが、そもそもチョコレートには偽物があるって知っているだろうか?
今日は女性がもっと綺麗に、もっとエロくなる為に間違えてはいけないチョコレート選びをご紹介しよう。
・そもそも、チョコレートってどうやって出来ているの?
チョコレートはそもそもどうやってできるか知っているだろうか?
もちろん、原材料がカカオ豆である事ぐらい誰だって知っているだろう。しかし、案外いわゆる【豆】というジャンルのものが何をどうしたら【チョコレート】に生まれ変わるんだという話だ。
簡単に、皆さんが明日の話のネタにできる程度にチョコレートが完成するまでの工程をお教えしよう。
工程1:カカオの実を発酵させる
そもそも、大前提としてチョコレートが発酵食品である事を知っているだろうか?
チョコレートは昔スイーツではなく、薬として食べられていた程ものすごく健康にいい効果が期待できる。実はチョコレートは紀元前2000年というはるか昔から食べられていたのだ。
チョコレートの原材料であるカカオの実を発酵させることにより【エピカテキン】と呼ばれる最強な成分が沢山できる。その【エピカテキン】の効果は以下の通り。
- 動脈硬化予防
- 脳卒中を予防
- 心筋梗塞予防
- 血管の若返り
- アンチエイジング
- 高血圧の予防や改善
- がん予防
- 胃潰瘍の予防
- コレステロールを正常にする
要は、チョコレートはかなり食べ物として最強という事だ。上の写真が木になっているカカオの実。まずは、このカカオの実を、実ごとバナナの葉っぱにくるむなどして発酵させる。
・工程2:カカオ豆を、ロースト(焙煎)して皮を剥く砕く
以前カカオ豆からチョコレートを作った時に(詳しくはこちら→『カカオ豆からチョコレートを作ってみた』)もこの辺りはご紹介しているが、発酵させたカカオの実からカカオ豆を取り出す。
カカオ豆は上の写真のようなビジュアルだ。このカカオ豆をローストさせて、皮を剥き、まずは砕く。ちなみに、この砕いたものが俗にいう『カカオニブ』と呼ばれるもの。
・工程3:砕いたもの(カカオニブ)をすり潰す
実はカカオ豆の約55%が油分でできている。先程砕いたもの(カカオニブ)をすり潰すと、写真のようにカカオ豆内の油分が絞りだされてウエットな状態に。これをひたすら続けると、ペースト状にまでなる。
ちなみに、ここでできたペーストが俗に言う『カカオマス』。そして、ここで絞り出されて出てくる油分が『カカオバター』という。
・工程4:上でできたペースト(カカオマス)に砂糖やミルクなどを混ぜ込む
ペースト状になったもの(カカオマス)に、チョコレートの風味に欠かせないミルクや砂糖、そして追加のカカオバターを入れてひたすら練り上げる。
・工程5:冷やし固めて完成
ひたすら練り上げたチョコレート生地(※厳密には温度調整などの工程も入る)を冷やし固めると、普段私たちが口にしている美味しいチョコレートが完成する。
・偽物のチョコレート、準チョコレートとは?
普段私たちが何気なく口にしているチョコレートのパッケージの裏側を見たことはあるだろうか?
普段健康に気を使っているという人なら間違いなく見るパッケージの裏側だが、実はチョコレートには【チョコレート】と表記されているものと【準チョコレート】と表記されているものが存在する。
この、準チョコレートっていったいなんなの?というお話だ。準チョコレートとは書いて字のごとく、チョコレートに準ずるものであり分かりやすく言い換えると「チョコレートっぽいもの」だ。
・・・ん?チョコレートっぽいもの・・・・?
・準チョコレートとチョコレートの違い
上の記事をまとめると、要はチョコレートはカカオの種子を発酵し、それを砕いたものに砂糖、ココアバター、ミルクなどを混ぜて練り固めたものだ。
そして、チョコレートと準チョコレートの分かれ目は、この工程の中でどれだけカカオ由来の物を使用したかというところにある。
・チョコレートの規定
チョコレートと呼んでいいものには実は基準がある。それは以下の2パターン。
- 原材料のうち、カカオ分が35%以上使われているもの
- 原材料のうち、カカオ分が21%以上で、カカオ分と乳固形分(牛乳から水分を引いたもの)の合計が35%以上のもの
ここで言うカカオ分、とはカカオ由来のものの事。
チョコレートは発酵したカカオを砕いたものと、そのカカオから搾りとった油をさらに追加して作る。しかし、このカカオから搾り取って出てきた油分、つまりカカオバターは値段が高い。その為、代用で別の油を混ぜて作る場合がある。
その際に、原材料であるカカオ由来の成分が35%、もしくは21%を切る事があるのだ。
・準チョコレートの規定
反対に、順チョコレートの規定は以下の2パターン。
- 原材料のうち、カカオ分が15%以上使われているもの
- 原材料のうち、カカオ分が7%以上で、カカオ分と乳固形分(牛乳から水分を引いたもの)の合計が12.5%以上のもの
となる。
・準チョコレートという偽物の罠
ここでもうお分かり頂けたと思うが、準チョコレートにはものすごい大量の植物油脂が使われているのだ。ここで先程の準チョコレートのパッケージを見てみよう。
原材料表というのは量が多い物から順番に記載されているのだが、砂糖の次に植物油脂が入っているのがお分かり頂けただけるだろうか。
ちなみに、こちらの記事『女が大好きな、チョコレートに隠されたえっちな効果とは?』に詳しく書いているがチョコレートを食べ過ぎると太るとかニキビができるといわれている原因がこの植物油脂。
実は、カカオバターにはニキビ改善、美肌効果、美髪効果、アンチエイジングと嬉しい効果しかない。
しかし、油と砂糖の組み合わせが最悪というのは知っている人も多いと思うが、準チョコレートには特に植物油脂と砂糖がたっぷり。チョコレートの原価を下げる為に植物油脂は使われているので安いチョコレートであればあるほど植物油脂自体の質が悪質である可能性が非常に高いのだ。
もちろんチョコレートという表記であっても、35%をクリアーしていれば植物油脂が使われている。皆さんがよく口にする明治とか森永のチョコレートが安く食べられるのは、植物油脂のおかげなのだ。
・チョコレートでダイエット効果を狙うなら?
チョコレートを食べると健康になるし、ダイエット効果も期待できるし、どエロくもなれる(詳しくはこちら→女が大好きな、チョコレートに隠されたえっちな効果とは?)。
そんないい事ずくめだが、やはりこのようなチョコレート効果を期待するならば高いチョコレートでないと意味がない。
最近では低コストで買える植物油脂が入っていないチョコレートも増えてきたので、全国の女子力向上委員会の女性は歓喜だ。